NHKの地震速報と鳥取県の津波事情

リアルタイムでテレビ見てました。
津波警報を伝える際の表現が変更されましたね。
知ってはいましたが、実際に警告で使われるのを聞くのは初めてです。
賛否両論あるみたいですね。
個人的には、取り組みとしては良いと思うのですが、表現にはまだ改善の余地があるのかなと。
例えば、「東日本大震災を思い出してください」は、今はまだ使わなくて良いんじゃないかな。
被災者ではない私が聞いても、泣きたくなった。
被災地で、パニック起こしてその場から動けなくなった人がいるという話もうなずける。
言うなら、あと10年くらい経ってからで良いんじゃないかな。
今はまだ、大震災の傷が生々しく残ってるからね。
あの切羽詰った口調や、「すぐに避難してください。立ち止まったり、家に戻ったりしないでください!」って表現で十分逃げると思うよ。

私は大地震にも津波にも遭遇しないで30年近く生きてきたけど、これから海辺の古い家に引っ越すので、地震は怖いです。
鳥取県危機管理局の情報によると、鳥取県に被害を及ぼす断層は3つあります。
佐渡島北方沖、鳥取沖東部断層、鳥取沖西部断層。
このうち、境港から米子にかけて大きく影響するのは佐渡島北方沖の断層。
シミュレーションによる解析結果では、最大で4.72mの津波が押し寄せるとなっています。(米子市の場合。)
ただ、平均海位より土地の方が高いことや堤防を考慮に入れると、生活圏へ流れ込む水位はもう少し減ります。
私の住む辺りでは、海岸沿いに2m程度の浸水予測となるようです。私の住む予定のところはギリギリ浸水マップから外れていますが、すぐ近くまで最大で0.5mの津波が来る予測なので、避難するにこしたことはないでしょう。
ただ、心配なのは境港。主人の実家が境港にあるので、引越し後も頻繁に行くことになると思うのですが、境港は内陸までほぼ全域浸水します。
低くて0.5m、高くて2mの津波ですので、確実に逃げなくてはなりません。膝下の水位でも、津波は勢いがあるので流されますものね。
堤防が機能していても、水位は減りますが全域浸水します。そもそも境港も米子も「第一波で堤防が壊れる可能性あり」と言われていますので、津波警報出たら絶対逃げないとやばいですまじで。
ただ、到達まで2時間近くあるので、避難の基本は「落ち着いて、助け合いながら」ってことみたい。
向こうに着いたら、避難訓練にも参加しないとなあ。

参考:鳥取県津波対策検討委員会