白雪姫でちょっとした発見

娘がディズニーの白雪姫が好きなので、日本語吹き替えの白雪姫を見ているのだが、そこでちょっとした発見をした。

白雪姫が7人の小人と楽しく暮らしているシーンで、パイを焼く場面がある。
小人たちは仕事に行っていて、白雪姫は留守番。ひとりで家で苺のパイを焼いているときに、老婆に扮した魔女がやってきて、「男の人が好きなのはアップルパイと決まっている」と言って、リンゴを差し出すというストーリー。

で、そのとき白雪姫が焼こうとしていたパイなんだが、「grumpy」って書いてあるんだよね。grumpyって何だっけ?
調べてみたら、直訳「不機嫌」、つまり「おこりんぼう」の英語名だったんだよね。

白雪姫は小人たちに受け入れられていたが、唯一、おこりんぼうだけは「女に騙されるぞ」と言って受け入れなかった。(本当は白雪姫のことが好きだったんだけれども、素直になれなかった。)
それで、白雪姫は眠るときもベッドで「神様、おこりんぼうとうまくやっていけますように」とお祈りしていた。
そんな中でのパイ作りだったんだよね。
あのパイは、小人たちのためではなく、grumpy(おこりんぼう)と仲良くするためのパイだったんだ。

そんなことに気づいたら、あーやっぱり白雪姫はディズニーの最高傑作と言われるだけあるなぁと思った。
白雪姫は、キャラクター設定やストーリーを支えるためのちょっとしたシーンやエピソードが抜かりなく詰め込まれていて、物語を作る上でのお手本だと思う。
見るたびに、さすがだなーすごいなーって思うんだよね。