整骨行って来た ら

週一で整骨に行かないと背骨が曲がって辛いので、今日もいつものように近所のお安い整骨院に行ってきました。マトモに整骨してくれる上に保険が効くので、贔屓にしております。ハイ。
そしたらなんと。いつもマッサージのみしてくれるお兄さんが、整骨デビューの日だったんですねー。そして萩さんに白羽の矢が当たったんですねー。な ぜ だ 。


最初はいつもの整骨師の方が担当してくださったんですが、途中で「じゃ、全身のバランスを整えますので」という言葉を言い残し、退散。油断しきっていた萩の耳に聞こえてきたのは別の声。
「じゃ、全身のバランス整えますので……」。
同じ言葉。でもさっきの人ではない。まさか……。(←うつぶせだったから、顔が見えなかった。)
疑惑のココロを抱えた萩さんの周りで、ぎこちなく動き回るお兄さん。ややあって恐る恐る整骨開始。しどろもどろ。
ハッキリと分かりました。いつもマッサージ(美容院で言えばシャンプー)ばかりしていたあのお兄さんだと。
でも優しい萩さんは、良かったね、と思いました。座布団運びばかりしている山田くんが壇上に上がったような、そんなめでたい気持ちもありました。でも首のポキッはやらないでほしいと思った。
どうやら、整骨をする時は患者と軽い会話をしろと言われているようです。彼は口下手ですが、一生懸命話題を振ろうとしておりました。が。
兄「えっと、し、仕事は忙しいんですか?」
私「いえ、今は落ち着いてますよ。でも、これから忙しくなるんですよー」
(微妙な沈黙)
兄「あ、え、えーと、あ、この時期は……あ、いえ、年度…あ…時期……納期…し、しまった……」
私「この時期いつも忙しい訳じゃないんですけど、個人的に任された仕事があって、それが来週から始まるんですよー」
とても気を遣う私。その後も、出身地の話とか休みの日は何してるとか、お兄さんが振る話題を上手いこと広げておきました。ちなみにお兄さんは会話の中で「自分はこの仕事が苦手で……」と仰っていました。そうだと思うよ。と思いました。嫌なのに何故続ける。とも思いました。
ややあってわたくしの首元に手を置いたお兄さん。


首ポキ北───(゚∀゚)───!!!


「首のバランスを取りますので……」
待ってお兄さん! なんか首曲げる方向ちがくね!? いつも伸びない筋が変に伸びてる感じがするんですけど! え、この違和感は気のせい? 気のせいなの!? このまま行ったら筋を違える予感がするのは考えすぎ!?
お兄さんもドキドキの瞬間らしく、お互いに手に汗握ること数秒。


クイッ。


「だ、大丈夫ですか……(;`・ω・´)」
「ハイ……(;・`ω・´)」
ふたりの間にみなぎる緊張感。恐る恐る曲げたので、首を痛めることはありませんでした。ただ、ポキッの感覚もありませんでした。個人的には無くて安心しました。首が鳴らなくて安心したのは初めてです。でも首が鳴らなかったことは申告しませんでした。何度もやられたらアレなので。
その後、わたくしの首を左右に曲げながら、「首が柔らかくなりましたね」とのたまうお兄さん。


ウソこけぇぇぇぇ!!(´Д`)


と思う萩。でも黙っておきました。何度もやられたらアレなので。


本日はなんとか無事に帰ってきましたが、今度彼に当たったときはちゃんと伝えようと思います。首の曲げ方変だよ、と。なんかここの筋が変に伸びてるよ、と。次はタダじゃ済まされないかもしれないので……。