大自然に翻弄されている

性懲りも無くミミズを購入した萩さんですこんにちは。
テキスト通りに腐葉土ピートモスを混ぜたものにミミズを投入した訳ですが、やっぱり死んでました。


ところで、ウチの家の横にヒビの入った大きなプラバケツが放置してあるのですが、どうやら母が2〜3年前から刈り草や生ごみを突っ込んでいるらしく、昨日も刈ったばかりの雑草が溢れかえっておりました。
ちょうどいいから堆肥作りの材料に使ってしまおう、ということで、わたくしがバケツをひっくり返してみましたところ、中から土と大量のシマミミズがどざーっと。しかも超肥えてて超元気。ダンゴムシヤスデ、ムカデ、その他訳の分からない虫たちが密集していて、みんなワイワイ楽しそう。
その環境がテキストに載っていたものとあまりに反していたので、その場に気を失ってしまいそうになりました。


・直射日光に当ててはいけません。(蒸れて死にます。)
 ⇒直射日光がガンガン当たってました。
・土では生きていけません。腐葉土を好みます。(シマミミズは草食だから。)
 ⇒土で生きてました。ちなみに、私のミミズは腐葉土で飼ってますが、死んでます。生きてるやつも痩せてます。
・梅干を入れてはいけません。(塩分が多いから。)
 ⇒梅干の種が出てきました。
・雨ざらしにしてはいけません。(みみずが溺れるから。)
 ⇒雨ざらしでした。
なんかもうテキストやネットで言われている情報が何一つ信用できなくなりました。
もう人には訊きません。大自然に訊きます。
そこらにいるミミズさんたちの様子を観察しながら、その環境に近づけて行こうと思います。
「ミミズを飼う」という意識がそもそもの誤りだったのかもしれません。
「ミミズに来てもらう」「気に入っている間、そこに住んでもらう」「嫌なら気兼ねなく出て行って頂く」という姿勢が大事なのでしょう。


話は逸れますが、子育ても同じかもしれません。「私が育てるんだ」とばかりに親が自分の思うままに育てれば、子供はストレスを感じます。
子供を育てるのは環境であり、親はサポートに過ぎないのですから、自分の場合は「親は出過ぎず」でいたいと思います。
本来、作物は、土や虫たち、動物の糞、太陽の光と熱、雨など、無数のものに支えられて成長するものです。人間はあくまで足りないものを補ったり、作物にとって有利な環境を整える程度しかできないのだと思います。(正確に言えば、全て人工的に栽培しているところもあるようですが。)
子育ても、周囲の人や様々な経験がその子を育てるのだから、親が教えなければいけない「最低限のこと」は、意外と少ないのかもしれません。
こんなことを言えるのは、ここが田舎だからかもしれませんが。


そういえば、昨日は近所の川でハヤを釣りました。10匹以上釣れたので、水溜に湧いたボウフラを食ってもらってます。ある程度食べてもらったら、また川に戻す予定です。
食べても美味しいらしいですね。骨が硬いですが。