梅ちゃんのポリオ生ワクチン見送ったよの件

春のポリオ生ワクチン集団接種のお知らせが役所から送られてきました。
(;´д`)誰もやらんだろ このご時世で……。
ポリオの生ワクチンって、100万人に1人の確率で小児麻痺になるんですよね。
100万人に1人って、「ごくまれ。めったにならない」と聞こえますが、言い方を変えれば「毎年1、2人は必ず出ている」。
こう言うと、かなり怖いですよね……。
わざわざリスクを負って生ワクチン飲まなくても、今年の秋頃をメドに不活性化ワクチンが取り入れられます。
役所に問い合わせたところ、7歳半までは費用の補助も受けられるとのこと。
ポリオワクチンは受けておくべき接種ですが、緊急ではないので、春の生ワクチン接種は見送りました。当然だ。

今の日本ではポリオは発生していないし、ウイルスがあるとすれば海外渡航歴のある患者から。
緊急性はありません。
ただ、ワクチンを受けなければいずれ大流行に繋がる恐れがあるので、ワクチンは必ず受けましょう。というレベルだと私は思っています。
しかし、厚生省のHPを見てみると、だいぶ感じが違います。
「ポリオは怖い病です! 不活性化ワクチンを待つのではなく、生ワクチンで良いから一刻も早く受けましょう!!」という内容が書いてある。
そんなに在庫を捌きたいか。

今回の原発事故で、私が学んだことのひとつ。

事故が起こってしまったとき、取り返しのつかないことになるなら、それはやってはいけないことなのだ。

ポリオの生ワクチンも同じ。確率が低いとしても、もし脊髄に感染したら小児麻痺になり、一生、障害を背負うことになる。
つまりそれは、本来、やってはいけないことなのです。
もちろん、生ワクチンしか手段がなければ、ポリオに感染する危険と天秤にかけ、ワクチンを選択することもあります。
しかし、避けられる手段があるなら、費用がかかったとしても、避けなければならないのです。
原発といいポリオの生ワクチンといい、国にはこういったリスク管理の意識が薄いように思われます。
恐らく、他にもいっぱいあるのでしょうね。こういう問題。