年末調整の時期がやってきました

忙しくて更新する暇がないまま、1年が過ぎようとしている…。
まだ生きてますよ。
今年も年末調整の時期が近付いて参りました。うちの会社(個人事業)では、私を含めて従業員が3名なので、年末調整をしなくてはいけません。しかも、私と義兄だけでなく、今年からは外部からおじいさんを1名雇っているので、間違いが無いように気を遣わなくてはいけません。ちゃんと申告書も渡して、どこを記入するのか、金額が合っているか、記入漏れはないか、しっかり確認しています。こういうのって、普通に職に就いて、全部会社任せにしてた人だと、よく分かってないんだよね。今回は、国保の控除額が漏れていたので、指摘しました。そしたら、11月分までの支払い分を記入して持ってきてくれたので、12月分の支払額も入れてくださいね、年末調整の締め切りは1月末だから、急がなくて大丈夫ですよ〜って教えたった。なんてホワイトな会社なんだ。いや、私が教えたがりなだけなんだけど。

そういえば、65歳以上の方も、今年から雇用保険に入れるようになりましたね。残念ながらうちのパートさんは勤労時間が足りないので、加入できませんが、条件によって雇用保険社会保険に入る権利があることは伝えてあります。契約書にも書いてあります。
ところが、私の父の勤め先はそこそこブラックで、何も教えないどころか、雇用保険にすら入っていない。父は「労災に入らせてもらえないんだー。有給休暇も無いんだ。」とか言ってるけど、「いや笑い事じゃないから! 雇用保険も労災も有給休暇も義務だから!」って教えてる。というか怒ってる。知識のない人って、福利厚生が全部「サービス」だと思ってるよね。控除額の申告も、自分で確定申告に行っているというので(しかも、何が控除対象か把握していない)、「会社で申告書もらえるから! っていうか、本来は会社が毎年配るものだから!」って言ってる。扶養控除も、ずっとしていなくて、課税世帯になっていて、源泉徴収税を多くとられているどころか、いろんな免除や補助金が受けられなくて困っていたので、「今から修正申告してこい!」って、税務署に行かせた。そしたら、源泉徴収税が戻ってきて、低所得帯への支援金がもらえたらしい。良かったねえ。
この例は、うちの親が無知すぎたことにも原因はあるけど、会社が最低限の情報提供と紙面配布をしていれば防げたことだと思うよ。従業員への責任感と社会への責任感が無い会社がけっこうあって、そしてそれに良いように言いくるめられている従業員がいて、開いた口がふさがらないことがある。嫌だねえ…。
父の会社は「言われたらやる」というスタンスらしく、扶養控除のことは一度申告したら毎年扶養控除の申告書だけくれるようになったらしい。だから、控除の申告書と雇用保険労災保険と有給休暇のこともどういう扱いか聞いてみるのが先かなと思うんだけど、労災保険と有給休暇は嫌な顔するだろうなあ。まあ、あんまり酷かったら労基案件だな。

ああ、それから、よく誤解されてるけど、労災保険は会社が入るものだからね。労働者が個人で入るものではないから、同僚の○○さんは労災に入れてもらってるけど、俺は入れさせてもらえない、ってことはありえない。本来、就労中の事故の治療費は雇用主が支払うものだけど、雇用主だけで全額払うのは大変だから、雇用主は保険に入っておきなさい。ってことなんだよ。だから、登録に必要なのは会社の情報。個人名なんて書かないよ。
以上、知ってる人は知ってるけど、知らない人は知らない豆知識でした。